甲斐駒ヶ岳

甲斐駒ヶ岳(かいこまがだけ)~鳳凰三山縦走(ほうおうさんざんじゅうそう)

  • 山域       南アルプス北部
  • 標高       甲斐駒ヶ岳(2967m) 薬師岳(2780m) 観音岳(2841m) 地蔵岳(2764m)
  • 地形図(1/2.5 万図) 長坂上条、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山

山行

  • 登頂日      2015年09月04日(金)~6日(日)
  • 天候       4日:晴れ 5日:晴れ 6日:曇り
  • 参加人数     1名
  • 費用       円
  • コースタイム……
    9月4日………歩行時間:6時間33分 累積標高差:1590m
    我孫子駅(4:53)=新松戸(5:06/5:14)=西国分寺(6:11/6:14)=高尾(6:40/6:42)=日野春駅(8:41/8:45)=竹宇駒ケ岳神社(9:05/9:10)~神平分岐(9:39)~横手・白洲分岐(11:23/11:32)~刃利天狗(13:45/13:50)~五合目小屋跡(14:41)~七丈小屋(15:43)(泊)
    9月5日………歩行時間:11時間10分 累積標高差:1140m
    七丈小屋(3:55)~八合目御来光場(4:58)~甲斐駒ケ岳(6:27/6:47)~駒津峰(8:00/8:05)~仙水峠(9:14/9:20)~栗沢山(11:10/11:15)~アサヨ峰(12:30/12:50)~早川尾根小屋(15:05)(泊)
    9月6日(火)………歩行時間:8時間36分 累積標高差:698m
    早川尾根小屋(3:30)~広河原峠(4:04)~白鳳峠(5:15)~高嶺(6:21/6:31)~赤抜沢ノ頭(7:18/7:22)~鳳凰小屋分岐(8:00)~観音岳(8:30/8:37)~薬師岳(8:59/9:02)~御石(9:48)~登山口(11:44)~青木鉱泉(12:16)=韮崎駅(13:10/13:36)=西国分寺(13:57/16:05)=新松戸(17:02/17:11)=我孫子駅(17:24)
  • メモ
    •日本3大急登の黒戸尾根は中間点以降、完全に岩の山になり、ハシゴとクサリで登る状態。前回はリーダーの後に付いて登ったが、改めて一人で登ってみると、そのすごさに感動した。山頂からの眺めは360度で見渡せる。なお栗沢山から見たガスに煙る甲斐駒ケ岳は素晴しいの一語。
    •甲斐駒ヶ岳は大人気で、登る人が列を作る位の勢い。猫も杓子も一度は登りたい甲斐駒ケ岳。摩利支天に行くと往復で1時間以上かかるルートに変更になっていたので諦めた。
    •朝一番で甲斐駒ヶ岳の岩場を400m登り、仙水峠迄700m下り、栗沢山への登り返しは450mの壁。急峻でハイマツ帯や岩場を登る。心身の疲労は最高度。
    •栗沢山~アサヨ峰は、岩ガレの稜線歩きになり、マーキングが無く、自力でルートを探しながら歩くので結構時間が掛かる。何箇所か危険な岩場の登りもある。
    •アサヨ峰~早川尾根小屋は樹林帯の中を歩く。マーキングは偶にある位で少ないため、注意して歩く。又、3個所の登り返しがある。惰性で登るのみ。
    •3日目は高峰を登ってしまえば、白砂の鳳凰三山の縦走を楽しめる。生憎の曇り空で北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳、甲斐駒ケ岳が見えたが青空が無いと絵にならない。
    •薬師岳~青木鉱泉まで1700mを3時間30分掛かるが、12時15分のバスに乗るためには、3時間15分で下らなければならない。ノンストップで下り、間一髪で発車したバスを止めて乗せてもらう。
    •七丈小屋はほとんどの人が寝具付き宿泊。素泊まりは寝具の横に位置し、食事を作る場所も無く、諦めて夕食・寝具付きで泊まる。LEEのレトルトカレーと海老フライ2匹、茸のみそ汁。今年は茸の当たり年でマツタケも登山道で採れたそうだ。携帯が使える他、ラジオの電波も入る。
    •早川尾根小屋は経営者が不在で避難小屋になっている。今回、宿泊者は一名で大広間に寝る。何んとも寂しい小屋泊であった。小屋としては昔の南アルプスの小屋の形態であり決して綺麗ではなく、女性が泊まるには勇気がいる。携帯は使えないがラジオは何とか電波が入る。
    •当初の予定では薬師岳~夜叉神へ下る予定だったが、日曜日で最終バスとなると、確実に乗れる保証がないため、下山ルートを薬師岳~青木鉱泉に変更した。歩行時間は約1時間短くなるが、バスに乗る人は少なく確実に乗れると判断した。バスは5人で貸切状態であった。

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